§ HISの創業者から教えられたこと
昨日、今日と「人生経営のマイ・バイブル」策定を実施中です。
受講者は経営者ですが、実は「人生経営の達人」が経営しないと、
経営の成功率は1%になってしまいます。何故なら、「経営は
99%が経営者次第」だからです。
倒産・廃業の原因の99%は、「人生経営の達人」が経営をして
いないことによるともいえます。大樹を形成するには「根幹」が
大事。根とは、経営者の大志と三観(人生観・人間観・事業観)。
幹とは、業態の開発、理念の浸透、リーダー人財の「三本の矢」。
経営者の方々に申し上げたのは、「経営はシンプル」ということです。
30代の折に雑誌の連載を持ち、ワタミ、アスクルなどの創業者
インタビューを行う機会を持ちました。中でもHIS創業者の澤田秀雄
(現会長)さんの以下の言葉は心に深く残りました。
「年商が1億でも10億でも100億でも、経営者の使える時間は同じ。
テーマや問題をシンプルにしないと片付かない。私はHISの一番の強みを
一層伸ばすことと一番の弱みの改善に集中するようにしている」大事な
ことは「大樹深根」、シンプルな根を深く張ることです。
「私は、下積みの日も、得意の絶頂である日も、“何も咲かない冬の日は、
下へ下へと根を下ろせ”と心に口ずさんできた。そして、下へ下へと根を
下ろすところに、大きな花が咲くものだと知った」(後藤清一翁の言葉)
上下相似形、経営者の根の深さだけ、企業は成長します。テーマや問題が
シンプルで「これさえやればいい!」となっていないときは、要注意です。
同様に「人生経営」もシンプルなのです。「これさえやればいい!」と
なっていないときは、要注意です。
