§ 100点モデルから学ぶと、半分行っても50点が取れる
年に数回は、「100点モデル」を体感しよう。
臥龍が25歳のときに入社した大手コンサルティング会社の社長がこう言った。
「年に1度でいいから、日本一、世界一を体感しなさい。若い時は、どうしても
安いお店の利用になるが、上を知ると幅ができる。自分も若い頃からそうやってきた」
臥龍は、無理をしても、年に1~2回は、地域一番や日本一を体感した。
一年後の全社研修会で、ビックリした。「何か、日本一、世界一を体感した?」
と同期に聞いた。返ってきた答えは、「行くわけないだろ。こんな安月給では無理、
給料上げてくれたら行くよ」。結局、実践していたのは臥龍だけ。
「素直」が、最も上位の能力と知った。10点から100点の幅を知ると、
アイデアの引き出しが増える。特に今のように、富裕層向けの商品・サービスの
開発が急がれる時代には必要だ。ビジネスクラスは勿論、一度はファーストクラスに
乗っておかないと、選ぶ意味が分からない。大英博物館、ルーブル美術館よりも、
何故、ウフィッツイ美術館の入館数が多いのか?「真珠の耳飾りの少女」の一枚を
観るためにオランダに飛ぶことで、人を魅了する美の魔術を知る。リッツカールトンを
250回利用することで、観えてきたものとは?
昨日は、日本トップクラスのフレンチ「レフェルヴェソンス」で、メーテルドテル
世界一の宮崎辰さんのサービスを受けた。
臥龍は、上記のNHKプロフェッショナルを観て、即、予約を入れて食べに行った。
そして驚いた。世界一の達人が創り出す世界は、全然違う!そして今回は、以下の
辰さんの「サービスマンのプライド」を体感するためだった。
1.名前を憶えてもらえる人間になる。
2.必要とされる人間になる。
3.「ありがとう」と言って頂ける人間になる。
4.「顔を見たくなった」と言われる人間になる。
5.人生の一部にいられるような人間になる。
上記のプライドを持った従業員が増える会社が、発展しないはずはない。
100点モデルから学び、目指し始めると、半分行っても50点が取れる。
10点モデルから学び、目指し始めると、満点取っても10点だ。
Q.あなたの「100点モデル」は誰ですか?
Q.貴社の「100点モデル企業」は、どこですか?