§ 良心のスイッチが入るとき
どんな人にも「良心」がある。ただ目覚めるスイッチが押されるかどうかだ。
先日、宮田運輸の宮田会長のお話を伺った。普段は、不愛想、ろくに挨拶も
しないドライバー達。阪神淡路大震災のとき、主要取引先からの要請で、
給水車代わりのタンクローリーでお水を被災地に届けることになった。
所長時代のことだ。
普段なら1時間でいけるところが、道路寸断で一日かかり。頼み込んで、
しぶしぶ行ってもらったドライバー。二日がかりで帰ってくると、
「所長、すぐ行かせてください!」と言う。顔つきがただことではない。
「お前、寝ないとだめだろう」
「おばあちゃんから、手を合わせて”ありがとう”って、言ってもらったんです。
あのおばあちゃんが待っているんです!あの人たちが苦しんでいるのに、
寝てるなんて出来ません!行かせてください!」
このとき宮田さんは、”ああ、どんな人の心にも良心はある。自分が見ていな
かっただけだ。申し訳なかった”と思ったそうだ。トップとして、良心を信じた
経営を行うことで、どんどん良心が顕在化し、素敵な会社に生まれ変わったそうだ。
トップの「人間観=人をどう見るか?」は、まことに重要だ。
