§ 男の顔は履歴書
「男の顔は履歴書、女の顔は請求書」
これは作家、藤本義一氏の言葉。
臥龍は、25~30歳までの5年間、大手経営コンサルティング会社に在籍。
入社時の上司は、1歳年上のOさんだった。今年の夏、ある経営セミナーで
旧知のNさんと会った際、Oさんの話題が出た。
「電話掛けてみる」ということで、Nさんが掛けてくれた。電話を借りた臥龍、
「Oさん、ご無沙汰です」と挨拶したが、聞くうちに、今のお住まいが臥龍の
マンションの隣り棟だと分かった。
お互いにびっくり仰天!そして昨夜、約40年振りの再会祝杯となった。
かいつまんで今日までの歩みを交換して感じたこと。
コンサルティング業界に珍しく、Oさんは、新卒で入り、定年まで勤めあげてきた。
その中でOさんは、出来る限り、「損得よりも美学」を貫かれてきている。
それは「顔」に出ていた。陰(かげ)がない。そして定年になって組織から離れても、
同志と呼べる多くの社長と繋がっておられる。だからこれから、人生の仕上げてとしての、
社会起業に挑むことができる。
30歳で独立開業した臥龍、組織内で勤め上げたOさん。
立場は違えど、「損得よりも美学」の一貫性が、人生の掛け替えのない財産を創ることは一緒と、
改めて確信した。