§ 欠点と見るか、個性と見るか
臥龍は、故・大山泰弘会長にお会いした際の「臥龍さん、
障がいも個性なんですよ」というお言葉は、衝撃でした。
障がい者の皆さまの「集中力」という長所を活かした
日本理化学工業の現場にも感動した。
臥龍、小中学校と対人コミュニケーション能力が皆無だった。
これは短所のようで個性。時間が余って仕方がないので、
とにかく図書館の本を読み漁った。ここで鍛えた読解力や
思考力が、コンサルタントになって活きた。
臥龍、とにかく短気。これは短所のようで個性。直ぐに着手、
走りながら修正するので、人の数倍の仕事量がこなせる。
Q1.あなたの短所は、欠点、それとも個性?
Q2. あなたの部下の短所は、欠点、それとも個性?
Q3.あなたのお子様の短所は、欠点、それとも個性?
§ 不便・無茶振りは親切
「不便で脳は鍛えられる」(臥龍)
日本の駅ホームに立つと、あれこれおせっかいの
アナウンスが流れる。有難いことだが、脳は退化
していく。欧米では、駅のアナウンスはない。
ニューヨークでヤンキーズスタジアムに行くために
地下鉄移動しようとした。しかし列車が来ない。
ホームに人が溜まるが、アナウンスがない。
“これはおかしい、これは危険”と判断し、地上に
出てタクシーを拾った。夜のニュースで、列車
不具合でしばし止まったらしい。日本だと、
“放送しないと後で非難される”という空気を読んで、
必ず放送する。しかしアメリアだと、“自己責任で
自己判断”のケースが結構多い。
上甲晃先生の海外視察ツアー、集合も解散も現地。
自分で考えて来る、そして帰る。これは脳が鍛えられる。
社内でも「あえて不便な研修」は大事だ。臥龍の研修でも、
開始してからいきなり課題、いきなり無茶振りをよくやる。
「事前に言ってくださいよ」に対して臥龍は、現場はライブ、
部下が「課長、来週辞表出すよ」とか、お客様が「課長、来週
クレーム出すよ」とは言ってくれない。「いきなり」で
「ライブ対応」が鍛えられる。
だから、「不便・無茶振りは親切」なんだと伝える。