§ 国家と国民性
ロスアンゼルスに入って7日目。アメリカ人、基本、陽気、明るい、親切。
これはロスアンゼルスに初めてきた35年前から変わらない。
家内、すこし足が不自由。臥龍は荷物を持っていて手を貸せない。
それを見た、周りの人が手を貸す、肩を貸す。
日本だと、赤の他人にこれだけアクションは起きないだろう。
これも国民性。
臥龍の私見だが、アメリカ人は分かりやすいが、アメリカ国家は分かり難い。
何を考えているのか読めない。それに比べて中国国家は、何を考えているのかは
分かりやすい。しかし、中国人は読めない。これは臥龍のささやかな体験則だ。
翻って、海外から、日本人と日本国家はどう見えているのだろうか?
§ 動かないからモチベーションが上がらない
「三ちゃう法則」
言っちゃう、
書いちゃう、
成っちゃう!
しかし、時には言う前に、動いちゃうことも必要。
35年前、臥龍がロスアンゼルスに初めてきたのは、日系一世、二世を励ます
イベントを企画するためだった。国内で、「こういうことをやろうと思うんだけど、
どうだろうか?」と聞いて、賛同者が居ることを確かめてから飛んだ訳ではない。
先ず飛んだ。入国審査のとき、ホテルも取ってなかったので、おおいに怪しまれたものだ。
そのとき、こういう真理を掴んだ。
「モチベーションが低いから動けないのではない。
動かないからモチベーションが上がらないのだ。
前向きな行動からしか前向きな気持ちは生まれない」(臥龍)
アメリカ人も中国人も、自己主張が激しい。バットグラスで見れば、わがまま。
グッドグラスで見れば、人は、自分の意見を言うことで「個」の自分を知る。
思ったことを言わないから、自分が分からない。言うから人が意見をくれる。
それに対してまた意見を言う中から、本当の自分に迫る。