§ 京都の春は「都をどり」で幕開ける!
昨日は、「都をどり」の観劇だった。
⇒ https://miyako-odori.jp/miyako/
今年で151回、京都の春を代表するイベント。是非、
一度は観ていただきたい、お勧め行事。この「都をどり」は、
あるピンチの中から生まれた。
明治の遷都で、天皇が東京に移られ、京都の気が沈んだ。
当時の京都府知事が、祇園の名門お茶屋「一力亭」の当主に
相談し、「一力亭」の当主は、芸妓・舞妓を一堂に集めた
舞台の披露案を、祇園の舞「京舞井上流家元・井上八千代
師匠」に持ち掛け、1872年(明治5年)に誕生した。
これが、京都を元気にしようという「都をどり」のスタート
だった。通常は、舞台の花道は1本だが、「都をどり」は、
舞台に向けて両側2本という独特の花道が披露され、観客を
驚かせた。現在、コロナ禍の人財難から抜け切れていないため、
両側2本に各10名の踊り手準備が大変ではあるが、顔晴って
欲しい。
この日も、「都をどり」の発端を担った「一力亭」のおかみ
さんは、八面六臂の活躍だった。たまたま臥龍とは同い年。
https://www.omotesenke.jp/chanoyu/7_1_44b.html
「都をどり」を観劇した後は、臥龍の第二の我が家の一つ
「一力亭」で座敷を楽しませていただいた。
https://www.asahi-net.or.jp/~mf4n-nmr/itiriki.html
日本も地方はやや元気がない。各地の有志による地方を元気に
なる企画を考えたいものだ。そして今日は、「大阪・万博」
の開園日。4月にお越しになる方は、少し足を延ばして、
是非、「都をどり」も!