§ 「土壌改良なくしてコミュニケーションは生きない」
コミュニケーション成果=質×量×土壌/土壌=価値観の共有
社内のコミュニケーションを活発にしようと考えるならば、
「土壌=価値観の共有」を経営者は図るべきだ。言葉と言う
種が撒かれても、土壌が悪ければ死んでしまう。松下幸之助翁
の言葉に、ユニークな視点を見た。
(ここから)
「間違いなく重役になれる方法」というくだりがあった。
この話を私は自分の入社式で聞いたので鮮明に記憶している。
「こんないい会社はない」、「この会社と運命を共にするのや」
と言い続けることだと教える。そういう人が重役にならずして、
誰を重役にするというのかと激しい。
(200519上甲晃先生の一日一語より)
上司が、日々、「こんないい会社はない」、「この会社と運命を
共にするのや」と言い続けていくと、「素直、前向き、挑戦好きな
土壌」が出来上がる。そこで交わされるコミュニケーションは気持ち
がいい。逆に、「ひどい会社だ」、「いつか辞めてやる」と上司が
言い続けていくと、「批判的、後ろ向き、暗い、挑戦嫌いな土壌」が
出来上がる。このような土壌で、若手人財が育つイメージは持てない。
§ 中心は400度熱であれ!
ESアンケートで、批判的、後ろ向き、暗い、挑戦嫌いな言葉が並んで
いる場合、その責任の99%はトップになる。トップが日々、400度
熱で「こんないい会社はない」、「この会社と運命を共にするのや」
と語り続けている会社では、リーダーに200度熱では伝わる。
リーダーが200度熱であれば、従業員には100度で伝わり、そして
お客様や従業員のお子様にも50度で伝わる。お客様がリピーターに
なり、従業員のお子様が入社したいと想う「熱い理念共同体」だ。
仮にトップが100度だと、リーダーに50度、従業員に25度、
お客様や従業員のお子様には12.5度で伝わり、冷えた共同体となり、
離脱が始まる。
Q.社長、あなたの語りは400度ですか?