社長のビタミン・一日一語

一日は休養、一日は教養のサイクルを社風にしよう!

§ 一日は休養、一日は教養のサイクルを社風にしよう!

一年の計は元旦にあり。今日から仕事始めの会社も多いと思うが、真っ先に、
何の計画を立てるべきか?それは全従業員の長期休暇日程を決めることを推奨
したい。理由は、以下の通り。

「あなたを疲れから救う休養学」(片野秀樹・著)を読んで、200%納得した
のが「活動→疲労→休養」のサイクルから抜け出し、「活動→疲労→休養→活力」
のサイクルを創ることの大切さだった。「活動→疲労→休養」だと、100%充電が
出来てない状態で、活動(仕事)に戻ってしまう。

このサイクルを繰り返すと、どこかで金属疲労のように、ポキッと折れる瞬間が
くる。ここで必要なものが、心身を鍛える「超回復理論」だ。超回復理論は、
筋力トレーニングをしている人にはおなじみの、「あえて負荷をかけたトレーニ
ングをすると、その直後は疲れて体力が低下するが、そのあと十分な休養をとる
ことで、トレーニングをする前より体力がつく」という現象を説明した理論だ。
この「超回復理論」を入れることで、「活動→疲労→休養→活力」のサイクルが
生まれる。

臥龍の自宅マンション選択の条件は、ジムがあること。だから東京滞在の折は、
毎日1~2回はジムに行くことで、負荷を掛ける。また『世界の一流は「休日」
に何をしているのか』(越川慎司・著)を読むと、ウォーレン・バフェット、
マーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスクなどのキーパーソンが「休日」に
何をしているのかと見ると、「芸術鑑賞」と「読書」を重要視しているとある。

ゴロゴロ、グダグダしている内に、土日があっという間に過ぎるとは、まさに
対極にある。まさに心と脳に負荷を掛ける「超回復理論」だ。松下幸之助翁は、
週休二日制を導入されたときに、「一日は休養、一日は教養」との名言を遺され
ていた。

貴社でも、今年は「一日は休養、一日は教養のサイクル」を社風にしよう!

その見本をまず経営陣、リーダーが見せよう。

(次号に続く)