社長のビタミン・一日一語

この先へも流れを繋いで欲しい

§ あなたは大きなスタジアムを走る長距離ランナー

お盆に帰省された方も多いと思う。臥龍も、松山に墓参りに帰った。
「あなたは大きなスタジアムを走る長距離ランナー」スタンドには
209万人の観客。あなたには両親がその両親にも両親がいる。

10代さかのぼれば2046人。20代さかのぼれば209万7150人。
これだけの応援団が、あなたの命のリレーを見守っている。
臥龍には子どもがいないので「志産」を遺そうと思っている。

「2100年に生まれる子ども達が
”あってよかった!”と思える社会志産を6つ遺す!」

§ この先へも流れを繋いで欲しい

毎年、映画館で映画を50本以上鑑賞すると決めているが、24本目は
もしも徳川家康が総理大臣であったなら」だった。第三の国難期を
切り拓く最高のテキストが手元にあるのにもったいなくも開かないのが
日本民族だ。最高のテキストは「偉人」。

映画は、コロナ禍で内閣メンバーが病気に倒れ、繋ぎの期間、信長、秀吉、
家康、龍馬などで構成する「AI偉人内閣」が誕生し、国難期にあるべき
リーダーシップを発揮する姿を、コメディータッチで描いていく。しかし、
ラストシーンでの徳川家康から現代人へのメッセージは熱く骨太だ。一言
一句の再録ではないが、趣旨は以下の通りだ。

「日本は世界で最も永く、国体が大河のように続いている国だ。それは
自分たちが偉大から成せた業ではない。時に嵐に遭って河が決壊しそうな
とき、多くの国民の力を借り、必死に堤防を築き、辛うじて流れを今の
時代まで繋いできたのだ。私は、この時代の民の当事者意識を信じる。
この先へも流れを繋いで欲しい」

「自分自身が、日本の国体を繋ぐ当事者の一人だ」という国民が多く
いないと危険だ。堤防が決壊する。同様に、「自分自身が、この会社の
企業文化を繋ぐ当事者の一人だ」という従業員が多くないと、危険だ。

傍観者、評論家と当事者との比率が、未来を決めていく。これは国も
企業でも同様だ。

Q.貴社では当事者の方が多いですか?

臥龍は、国体を繋ぐ当事者の一人として生きたい!