§ あなたはA派?B派?人生を100倍豊かにする選択
■映画『国宝』が問いかけるもの
映画『国宝』が大ヒットしています。私も既に2度、劇場に足を運びました。
まるで映画鑑賞と舞台鑑賞を同時に楽しめる、二度おいしい作品です。
観ながら疑問に思ったのは、「なぜ歌舞伎といえば松竹なのに、製作・配給が
東宝なのか?」
その理由は、原作・吉田修一氏と監督・李相日氏のタッグ作品(『悪人』
『怒り』)を東宝が一貫して手がけ、信頼関係を築いてきたため。そして
松竹が配給に加わらなかった背景には、歌舞伎界の裏側描写や“反社との
接点”が含まれており、慎重になった事情も考えられます。とはいえ、
舞台衣装・美術面・演目上演には松竹の協力が不可欠でした。本家の口出し
がないからこそ、「歌舞伎役者の生きざま」を鮮烈に描くことができたとも
言えます。
■勿体ない!絶好のチャンスなのに動かない
2回観るたびに私が感じたのは、映画館の観客を歌舞伎の舞台へと誘う松竹の
営業タイアップが見当たらないこと。映画で歌舞伎に触れた人のうち、何人が
実際に歌舞伎座や地方の劇場に足を運ぶでしょうか?
A.「映画で十分、舞台までは行かない」
B.「この機会に一度は歌舞伎を観てみよう」
もしあなたが松竹の営業責任者なら、このチャンスを逃すでしょうか?私なら
間違いなく動きます。
■A派かB派か?人生の豊かさを決める分かれ道
これは映画『国宝』に限った話ではありません。人生もまた同じ。偶然の出会い
から「あっ、そうか!」と気づく人。そしてその気づきを行動に移し、世界を広
げる人。
A.「今のままでいい」と現状維持を選ぶ
B.「やってみよう」と一歩踏み出す
この二つの習慣が、人生の豊かさを100倍変えるのです。
■女性は豊かな人生の達人
断言します。Bを選ぶ率は、男性よりも女性が圧倒的に高い。好奇心と行動力に
あふれる女性は、人生を自在にクリエイトしています。男性も負けてはいられません。
■社長のあなたは、今日どんな一歩を踏み出しますか?
経営でも同じです。貴社の若手社員は、「自分の一声くらいで会社は変わらない」と
思いますか?それとも、「自分たちの一声で会社は変わる」と信じますか?目を輝か
せる社員が増える会社には、未来があります。さあ、そのための一歩を踏み出しましょう。
【臥龍の問いかけ】
あなたは A派ですか?B派ですか?今日、何に「一歩」を踏み出しますか?
