社長のビタミン・一日一語

「日本人ファースト」と「石破辞めるな」に思うこと

§ 「日本人ファースト」と「石破辞めるな」に思うこと

♦「日本人ファースト」考
「日本人ファースト」って、おかしい?普通じゃないかと思います。どこの国も
「自国民ファースト」です。政府には、日本国民の生命と財産を守る責務があります。
イメージでいえば、「シャンパンタワー」です。一番上段のグラスは「日本」です。
そこを満たした「お福分け」が、世界各国に広がります。日本が素晴らしい国になら
ないと「お福分け」はできません。「日本人ファースト」をおかしいという正義感、
小さくないかと心配します。

♦「石破首相、辞めるな」考
「石破首相、辞めよ」と「辞めるな」という世論が拮抗していると聞きます。大型選挙、
三連敗は事実。三期赤字の会社社長に、銀行がまあいいじゃないですかといいますか?
三期赤字の会社、賞与が出ないが、従業員、仕方ないなといいますか?

「社長引き受けたが、 従業員の出来がこんなに悪いとは思っていなかった」
「社長引き受けたが、景気が悪くなるとは思わなかった」

このような言い訳は通じません。

長を引き受けるとは、 全ての因は我に在りと覚悟を決めること」(臥龍)

「石破、辞めるな」という正義感、小さくないかと心配します。

♦「嫌われたくない、好かれたい」考

臥龍のリーダー研修で、部下に接するリーダーとしての判断を問うケーススタディ
があります。目の前の部下に、嫌われたくない、好かれたい判断を取ると、数年後、
その部下が不幸になるケースは多いものです。「今、嫌われてもいい。3年後、5年後
にあの人のお蔭で今があると未来で感謝されればいい」、これが厳愛。

以前は、「厳愛派」が「目先優しさ派」を上回っていましたが、年々低下し、最近が
「目先優しさ派」が大多数を占めています。「厳愛と慈愛」のバランスを取り戻すこと
が、研修の課題になっています。「嫌われたくない、好かれたい」という正義感、小さく
ないかと心配します。小さな正義感は、低い視座から生まれます。日本人の視座、どう
してこうも下がってきたのでしょうか?