社長のビタミン・一日一語

「コンフォートゾーン」の罠

§ 「コンフォートゾーン」の罠

コロナ禍前、年間でホテル泊が200日の出張が30年続いていた。
周りからは、「大変ですね」と言われたが、本心から「たいしたこと
ないです」と答えていた。コロナ禍の期間、グッと出張日数は減ったが、
今、年間でのホテル泊が150日ペースには戻りつつある。要注意だ。

何が要注意かというと、「コンフォートゾーンComfort Zone:快適
ゾーン」が問題となるからだ。「コンフォートゾーン」とは、慣れ
親しんだ人間関係や仕事内容や習慣など、本人がストレスや不安を
感じておらず、居心地がよいと感じる状態や場所のことだが、精神的な
安定は得られるものの、現状維持を続けていると新たな挑戦や成長には
つながらない。一見、肉体的にはきつい仕事も、同じことの繰り返しに
なると、意外に(心理的に)楽なのだ。

臥龍、最初に就職した石油メーカーでの製油所勤め。昼12時間、
次の日は夜の12時間の勤務。周りからは大変だねと言われたが、
内心は”そうでもないけどなあ”だった。

コンフォートゾーンはいずれ抜け出すべき領域であると認識し、
非コンフォートゾーンに挑む機会が来たら、勇気を持って一歩を
踏み出そう!と臥龍は講話している。

コロナ禍で、年間200日出張は、「コンフォートゾーン」だった
と知った。そこでコロナ禍の約2年半、つばさホールディングスの
役員となり、「経営する」という新しいゾーンに挑んでみた。

「新しい自分」の発見があった。

コロナ禍が明けた今こそ、人生で成し遂げるべき「六大目標」の
完遂に向けて時間を使っているのかを、チェックしないといけない。
一見、大変そうな仕事でも、それが「コンフォートゾーン」になる
ことはよくある。成長している会社は、3年毎に部署移動をさせている。
「固まってしまう」リスクをよく知っているからだ。中小企業が規模の
壁を超えられないのは、トップの「コンフォートゾーン」のせいという
ことは、意外によくある理由だ。

Q.あなたの環境は、居心地がいい環境ですか?