社長のビタミン・一日一語

貴社は、「すぐやる企業」ですか?

§ 貴社は、「すぐやる企業」ですか?

昔、お役所の中の「すぐやる課」が話題になったことがあるが、
民間企業も世界の中ではけっして自慢はできない。

「本当は、日本企業と組みたいのだが、あまりの遅さゆえに、
中国や韓国と組まざると得ない」と、よくアジアの経営者に言われる。
特に日本人は、PDCAのP(計画)に時間をかけ過ぎる。初動が遅い。
初動でモタモタしている内に海外の後塵を拝する。

昨日は、神戸で行われたノアインドアステージという会員制テニス
スクールで日本一の会社の全社研修会で350名の皆さまに講話
させていただいた。大西雅之社長に、日本一になった一番の秘訣はと
聞くと、「スピード!」という返事。納得。

インドアの箱を作り、フロントとコーチを配置するとテニススクールは
出来る。業態の差別化は低い。差別化は人財育成とスピードしかない。

「会社のスピードがトップのスピードを超えることはない」(臥龍)

実は18日に、姫路で「志授業講師認定試験」があり、ノアインドア
ステージの社員が無事合格した。その後、有志を対象に、「志授業」の
意義を伝える講演会を臥龍講師で行った。その日の内に、大西社長は、
11月9日を兵庫立志教育支援プロジェクトの立ち上げ日と決め、
一般社団法人の名称決め、理事決めに着手した。

10日の全社研修会で、全国35校の中に一名の「志授業講師」を育成し、
通っていただいているお子様、地域のお子様対象の「立志支援」とその発表
大会を行う社会貢献事業を表明された。臥龍とスピード感がまったく一緒の
経営者に久しぶりに会った。

Q1.貴社は、「すぐやる企業」ですか?
Q2.あなたは、「すぐやる社長」ですか?

余談だが、大西社長は350名の従業員の顔と名前を全員憶えていた。また
それぞれの誕生日には、手書きの個別メッセージを送られていた。この
「個別対応」が生み出した絆が、スピードを支えている。