§ 伝えるのは言葉、伝わるのは熱
本も、ノアインドアステージさんの「第1期ヤンドラ・
フォローアップ研修会」だ。フィナーレは、社長や役員
への「プロジェクト30への成長ストーリーと半年間の
マイプロジェクトX」の本気プレゼン。全員20代なので、
30歳に到達する役柄を決めたのが「プロジェクト30」。
臥龍は、「伝える」のではなく「伝わるプレゼン」をして
くださいねと念押しをした。
「伝えるのは言葉、伝わるのは熱」(臥龍)
「言葉の磨き度:0~10」×「言葉の熱:0~10」
コンテンツが10点でも、熱が0点だと、プレゼン効果は
0点。高い温度だから聞いた人の心に「余熱」が残る。
かなり以前だが、ある経営者がこぼした。「家内のお父さん
は公務員で、それ自体は問題ないのですが、いつも18時には
家に帰られていて、夕食摂りながら、組織や上司がひどいと
愚痴をこぼされていた。それを聞いて育った家内、社長とは
従業員をこきつかって私腹を肥やしている。何故、18時には
帰ってこないの?毎晩、遊んでいるのでしょうと、責められ
るんです」
臥龍、「次回の社長研修は福島のリゾートホテルでやるから、
奥さまも休養で来たらと誘ったらいかがですか?勿論、研修
には参加しないで、遊んで頂いていいので」と、提案した。
来られた奥様、やはり気になるのか、研修室にきて、後ろの
方で聞かれていた。その夜、奥様は泣いて謝られたそうだ。
「社長という仕事を誤解していました。少なくとも臥龍先生
の勉強会には、無条件で行っていいです」
聞いて、臥龍は驚いた。講義内容は、初めて聞かれることが
多く、理解はされなかったと思う。ああっ、伝わったものは
「言葉」ではなく、「想い・波動・熱」だったんだなと理解
した。
「Storyteller:語り部」としても同様だ。「伝えるのは言葉、
伝わるのは熱」(臥龍)
「言葉の磨き度:0~10」×「言葉の熱:0~10」
小林佳雄さんの学生向け、「意思決定セミナー」は、まさしく
100度熱だった。99度と100度ではまったく違う。聞いた学生
の心に灯った「余熱」が、応募という行動を生み出した。
小林佳雄さんの従業員向けスピーチ、いつも100度熱だった。
だから従業員の行動が変わった。きれいな言葉、正しい言葉で
人が動いてくれるなら、AIでもリーダーシップは発揮できる。
人でしか出来ないリーダーシップとは何か?大切なテーマだ。