§ 人間関係のストレスから解放される方法
臥龍は、光栄にも小林佳雄さんからメンターと呼んで
いただいたが、その一つのポイントが、「人は皆、人生
経営の社長」だった。元ネタは、後藤新平先生の「国を
治めるというが、その元は国民一人ひとりが自分を治める
ことにある」だった。そこから「人生経営の社長」という
コンセプトが生まれた。つまり「ひとりぽっち」「自分の
人生は自分次第」が原点。小林さんも、物語コーポレーシ
ョンの社長の前に、「株式会社小林の社長は小林」だと気が
付かれた。これは皆さんも同様だ。何々会社の社長、部長、
新入社員の前に、「株式会社だれだれの社長は自分」という
ことだ。
人生経営の社長の心得、「人は信頼するが、期待するのは
自分一人」だ。人はコントロールできないものをコントロ
ールしようとするとストレスが生じる。完全にコントロー
ルできるものは自分。
小林さんの社長時代、倒産の危機が二度あった。一度目は、
幸福度はどん底。二度目は「ひとりぽっち」に気が付いた
後だったので、幸福度は下がらなかった。従業員全員が、
「人は信頼するが、期待するのは自分一人」という「人生
経営の社長が集まった集団」になれば、何と素敵だろう!
臥龍も「人は信頼するが、期待するのは自分一人」という
ことが腹落ちして以降、人間関係の悩みはほぼゼロとなった。
でも年に一回くらいはムカッとくる自分がいて、まだまだ
修行中である!