§ ミュージカル「生きる」
「人生は時間の使い方で決まる」(臥龍)
「人生とは時間軸の上に出来事軸が重なっていくもの」(臥龍)
「時間の使い方の三大原則
1.時間は割って使う。
2.集中して使う。
3.イキイキと使う」(臥龍)
先日、ミュージカル「生きる」を観劇した。元は有名な黒澤明作品だ。
臥龍の人生の中でもベスト10に入る、全ての人にお勧めできる映画だ。
市役所の市民課長・渡辺は30年間無欠勤、事なかれ主義の模範的役人。
来年には定年を控えていたが、ある日、自分が胃ガンで余命幾ばくもないことを知る。
絶望に落ちた渡辺は、歓楽街をさまよい飲み慣れない酒を飲む。
自分の人生とは一体何だったのか……。
そして「生きる」ことを決意する。
臥龍にとっては、「息している」と「生きている」は違うことを教えてもらった
「人生の教科書」だ。
渡辺にとってのそれからの六か月間は、まさに「時間は割って使う。
集中して使う。イキイキと使う」時間だった。
それまで生きた60年間を凌ぐ充実度の六か月間。
「人生とは長さを問うものではない。
魂の歓喜を問うものである」臥龍
§ 「死ぬまでにしたい10のこと」
同様に、臥龍が「生きる」を学んだ映画に、「死ぬまでにしたい10のこと」がある。
主人公のアンは、わずか23歳にして、余命2か月と宣告されてしまう。
子どもは幼い姉妹。絶望の中で、死ぬまでにしたい10のリストを作り、実行していく。
勿論、全部は達成できないが、たった2か月とは思えないスピードで多くを実現していく。
10人に一人が60歳を超えた日本。
60歳から咲かせる花は、時間の充実度によって、それまでの10年を1年で達成していくことも可能だ。
改めて「生きるとは何か?」、見つめてみたい。