§ 日本の人的資源力を大幅に低下させる愚策が進行中！
読売新聞に気になるニュースが載っていた。
（ここから）
デジタル教科書「懸念」９０市区教育委の６割、視力低下や通信障害心配
国が目指すデジタル教科書の正式な教科書化について、政令市など９０
市区の教育委員会のうち、６割が「懸念」を持っていることが読売新聞の
アンケート調査でわかった。
児童生徒の健康面や学習への影響などを心配する声が多く、「紙中心」の
教科書を望む教委は全体の半数だった。文部科学相の諮問機関・中央教育
審議会の作業部会は９月、デジタル教科書を正式な教科書として、国の検定
や採択、使用義務の対象とする審議まとめを公表。
「紙」と「デジタル」のほか、紙に掲載されたＱＲコード（２次元コード）
などからつながるネット上の動画や音声といった教材を含めて教科書とする
「ハイブリッド」型を示した。
読売新聞は１０～１１月中旬、公立小中学校などを所管する道府県庁所在市、
政令市、中核市、東京２３区の計１０９教委を対象にアンケート調査を実施。
９０教委が回答し、回答率は８２・６％だった。
調査では、デジタル教科書を正式な教科書として学校現場で使うことに慎重な
意見が多数を占めた。懸念が「ある」と答えたのは、「どちらかといえば、ある」
を含めて６１％だった。（ここまで）
文部科学相の諮問機関・中央教育審議会は、スクリーンタイムの弊害を知った
上での判断かが疑問。「スマホやタブレットの利用時間の長い２００人の子ども
を３年間調査
脳の発達が止まっている・・・
言葉を司る前頭葉と側頭葉の発達が右脳も左脳も止まり、白質という情報伝達の
役割を果たす大脳部分の発達も止まっていた。
いくら勉強しても、睡眠を十分に取っても成績が上がらない。ウツになりやすい。
自己制御能力も大幅低下。表情に乏しく、他人の気持ちを読む能力に欠ける」
（東北大学 川島隆太氏）
「デジタル教科書」は、日本の人的資源力を大幅に低下させる愚策だ。脳の発達期、
ゴールデンエイジの年代では、スクリーンタイム（ＳＮＳ）を制限しようという動き
は、加速している。オーストラリアは16歳以下禁止、提供したプラットフォーム業者
：最大罰金５０憶円。フランスやノルウェーも１５歳以下禁止。フロリダ州は、14歳
以下禁止。逆に、ＡＩ時代には、思考力を養う読書が必要だ。
「仙台市の公立小中学校に通う７万人の学力データを１０年間追跡調査。読書しない
子が平均点を超えるには・・・毎日２時間勉強、睡眠を６～８時間。読書習慣がある
子が平均点を超えるには・・・１時間の勉強。１時間以上の読書習慣がある子が平均点
を超えるには・・・宿題だけでＯＫ」
（東北大学 川島隆太氏）
但し臥龍は、子ども達に「スクリーンタイムを制限しろ」「読書しろ」と指示命令は
しない。子ども達にデータを示して、自分達で考えさせると、子ども達は自分達で、
スクリーンタイムの制限ルールを考え出し、読書を始める。子ども達を「一人前扱い」
することが大事だ。
210412酒井商会研修「スマホ脳と読書習慣」＋各人の一言スピーチ
⇒https://youtu.be/CD7gVnJ23sw