§ リッツの「当たり前」にやられた一夜
素晴らしい会社を見学して、「凄いですね!」と言うと、
従業員の方々はきょとんとして、「当たり前ですが・・・」
と言う。素晴らしい企業は、「当たり前基準」が高い。
素晴らしい人も、「当たり前基準」が高い。年数を重ねる
とは、「当たり前年輪」の幅を広げること。
Q1.貴社では今年、何を「新たな当たり前」にする予定ですか?
Q2. 貴方は今年、何を「新たな当たり前」にする予定ですか?
昨夜、臥龍の第二の我が家「ザ・リッツ・カールトン大阪」
のメインダイニング「ラ・ベ」で食事をした。⇒ラ・ベ
先般、顧問先研修の本気プレゼンで、臥龍が感動した方への
プレゼント・ディナーだった。⇒この人へ
こういうことをやってしまうのが、臥龍のおせっかい精神だ。
食事が進む中、臥龍は甘鯛、彼は鴨肉、ワインのペアリングで、
ソムリエは臥龍には白、彼には赤ワインをこう言いながら注いだ。
「これは、スペインのリオハです」
臥龍、内心、“いいなあ、リオハ、自分大好きなんだよなあ”と
呟いた。⇒リオハ
テーブルを離れかけたソムリエ、「あっ、そういえば臥龍さんは、
リオハお好きでしたよね?特別に一杯はサービスでご用意しますね」
と言って、グラスを用意して、注いでくれた。
「リオハ好き」と言ったであろう本人が、“いつ、どこで言った?”
とまったく覚えていないのに、「つぶやきを記録に残し」、
「接客前にゲスト情報に目を通す」というリッツの「当たり前」に、
やられた一夜だった。