§ 関わり力が定着率を決める
臥龍が、インドアテニススクール日本一のノアインドアステージさんの
経営顧問になって、「人財育成スピードの倍加」を提言した。その一環
として、4月に新入社員研修を担当したが、「新入社員」という言葉を
禁句にした。代わりに「幹部候補生」と呼ぶことにした。たったこれだ
けのことだが、もの凄い変化が生まれる。先日、半年後のフォローアッ
プ研修会を開催した。大西雅之社長のFacebookにこう記されていた。
「幹部候補生(新入社員)25名のフォロー研修の半年を振り返っての
プレゼンやチームでの戦いでした。この半年、皆さん、色々とあった
ようですが、今回、退職者が半年でゼロは、初めてだと思います。
これは、まわりのスタッフの寄り添い力、関わり力がアップしたから
です。また、半年後の経過報告を聞くのが楽しみになってきました。
人の成長、変化を見るのは楽しいですね」
§ 「厳愛」と「慈愛」
このノアインドアステージさんの「関わり力」を参考に、昨日の顧問先
研修では、5人のトップと幹部で4時間かけて以下のフレーズを定めた。
頭で分かっただけの理屈では、行動が生まれない。とことん腹落ちする
まで話し合うと4時間はかかった。
■「厳愛」とは・・・違和感に気づき、見過ごさず、本気でぶつかること。
■「慈愛」とは・・・仲間の可能性を信じ、長所進展を支援し、出来るまで
伴走すること。
少し補足したい。違和感は、理想とのギャップ。その人の現状と向き合う
のではなく、その人が成るべき理想と現状のギャップと向き合い、厳愛と
慈愛で迫る。職場の問題が分かるためには、常に理想を描いておくこと、
良書から原理原則を学ぶことが大事。
「本気とは相手の言動が変わること」(臥龍)
なお戦後の日本には、「所得倍増でアメリカ型ライフスタイルを手に入れ
よう」という「国民共感フレーズ」があった。今回の衆院選で、各党は、
どういう「国民共感フレーズ」を語るのだろうか?