社長のビタミン・一日一語

臥龍をTTPしているのは経営者だけ?

§ 臥龍をTTPしているのは経営者だけ?

長坂養蜂場のベンチマーキングを終え、第1期コンサル自燃塾
メンバーのフォローアップ研修会を行った。半年前に決めた志
と役柄、それに対する自己啓発・自己挑戦テーマの結果報告を
聞きながら、臥龍は内心、唖然となった。達成項目よりも未達
項目が多い。「100%文化」「言い訳ゼロ」が普通だと思う
臥龍には、信じられない光景。

その要因を分析する中で、臥龍をTTP(徹底的にパクるを)して
いるコンサルタントが皆無と気が付いた。逆に、臥龍をTTPして
いる経営者は多いことにも、気が付いた。この差は何か?

経営者の方が、背負っているものが大きく、重い。だから、必死、
本気、ときには藁をも掴みたい場面がくる。その時、臥龍をTTP
すると答えが出る。よく言われることが、「もし臥龍先生が、我が
社を経営していたとしたら、どういう手を打つだろうか?と考える
と、打つ手が見えます」という言葉。「臥龍先生は、自分が出来ない
ことは、絶対にアドバイスされませんね」ともよく言われる。

§ 独立開業者の二つのタイプ

経営コンサルタントの多くは、組織を抜けて、独立開業した人。
そのとき、二つのタイプに分かれる。

A. 組織を抜け、社長、上司がいない自営業になってから、社長、上司
の10倍以上の厳しさで、自分を律しているタイプ。
B. 組織を抜け、社長、上司がいなくなると、自分を律することが甘く
なるタイプ。

臥龍はAだが、よく見るとBが圧倒的に多い。その要因は、自営業に
なるに当たっての、志・理想が低いということだ。Bのタイプの人が
醸し出すオーラを達人経営者は見事にかぎ分ける。だから尊敬される
ことはない。

組織を抜け、社長、上司がいなくなると、自分を律することが甘く
なる自営業は、志・理想が低い証拠だ。