社長のビタミン・一日一語

経営者との人脈が増える人が持つ二つの武器

§「経営者との人脈が増える人が持つ二つの武器」

昨日は、ある企業の営業マンとのミーティング。悩みは、経営者との
人脈が増えないこと。臥龍は、自分の20代での体験を交えて、アド
バイス。ご縁創りは、初回で90%決まる。故に、「二度目はない」
という気持ちで会うことが大事。そして二つの武器が要ると伝えた。

§ はっと気づかせる「高い視座」

一つ目は、視座の高さ。臥龍の20代、経営者の方が、あらゆる面で
責任が重く、経験も深い。ではどうするか?経営者は、自分の会社の
ことを考えることでは世界一。イコール、ついつい視野が狭くなる。

臥龍の全体最適の視座は、日本や東アジアの幸福度向上。未来最適の
視座は、2100年に生まれる子ども達が喜ぶこと。この臥龍の視座
に触れると、経営者の視野が広がる。これは坂本龍馬さんから学んだ
コツ。脱藩浪人の龍馬さん、西郷隆盛や桂小五郎に比べて、軍事力・
経済力では微々たるもの。しかし、会った有志に「日本国とその未来」
という視座を与えることで、独自なポジショニングを持った。

§ 何度も会いたくなる「魅力」

もう一つが、何度も会いたくなる「魅力」を持つこと。龍馬をはじめと
した土佐浪人の強みは「陽気」。むっつり無口の薩摩、理屈っぽい長州
の間を繋いだのが「陽気」。臥龍の場合は、問題点をヒヤリングした後
の「真因把握」だ。この的確さが、また会いたいという魅力となった。
この強みは、本物骨太の本を多数読み、章立て毎に「一言集約」する
ことで養われたものだ。

§ 学生との出会いも、二度目はない

採用前線が厳しくなる中、学生との出会いも、二度目はない。ファー
ストコンタクトで、ハートを強烈に掴まないと、次はない。先日の
道頓堀ホテルの橋本明元専務の講話でも「日本と世界の架け橋になる」
というミッションを、自ら超熱く語ることで引く学生が8割。しかし
2割の学生が食いついてくる。

物語コーポレーションの小林佳雄さんの「後悔しない会社の選び方セミ
ナー」での2時間半の超熱い語りも刺さる学生には刺さった。中途半端
なメッセージでは、大企業の採用活動には勝てない。