§ 社長さま、「内観=深い自問自答」をしませんか?
前号で、「本音と建前」をお話した。
「建前はその人が言っていること、
本音はその人がやっていること」(臥龍)
実は、「会社を潰したくない」「会社を成長させたい」と
言いながら、自分が自分自身をも騙していることに気が付か
ないことが状態化している。これが怖いとお伝えした。是非、
「内観=深い自問自答」をお勧めしたい。
Q1.自分の会社を潰したくない、 会社を成長させたいと
いう想いは、本音・本願か?
Q2.本音・本願に相応しい自分の行動は出来ているのか?
§「重要だけど、緊急でないこと」をやっているか?
仕事の領域に、「重要だけど、緊急でないこと」がある。例えば、
「経営理念の策定と浸透」、「業態の開発や改善やFC化」、
「大都市市場への展開」、「海外市場への展開」、「6SS
(環境整備)」、「朝礼の強化」、「改善活動」、「新卒定期
採用」、「委員会活動」、「中期ビジョンの策定」、「経営方針
発表会」、「読書会」、「健康経営」などだ。
Q3.三年前にはやっていなかった「重要だけど、緊急でないこと」で、
今、やっていることは何だろうか?
やらなくても、どこからも叱られない「重要だけど、緊急でないこと」
を先送りしないでやり切っている会社が、「潰れない会社」「成長する
会社」になる。「重要だけど、緊急でないこと」をやっていることに、
社長の本音が出る。
§ 期限を宣言し、倍速でやっていることだろうか?
臥龍は、今、秋田の事業振興に注力している。先般の知事選で、大都市に
出ている秋田人がUターンする秋田にすることで、人口減を食い止めたい
という鈴木健太さんが当選された。臥龍は、秋田の顧問先社長に、以下の
メッセージを送った。
(ここから)
臥龍が秋田の経営者ならこれまでの3年間で、どう行動しただろうと考え
てみた。三年もあれば、秋田の事業はNO.2に任せ、東京に単身アパートを
借りて、関東商圏を実感しながら、秋田の地で関東で通用する「業態」を
開発し、関東に出店している。
その後、三年以内にFC展開も始め、秋田の有志にも加盟していただく。
は、間違いなくやっていると思う。当然本社は秋田。秋田に税収は落とし、
秋田の若手経営者に勇気を与えている。何故、そう言えるかというと、
臥龍、30歳で広島にて開業。
2年かけて業態開発、32歳で企業進化道場開講、35歳で東京に単身
アパートを借りて、全国展開と台湾進出を始め、40歳までにコンサル
フィー1億のトップ1%コンサルタントになり、台湾での顧問先も10社
を超え、その中から世界一企業を複数誕生させた。
またコロナ禍と同時に、多摩に住まいを移し、つばさに取締役副社長で
入り、1年でホールディングスとしての組織体を完成させ、その後、
大赤字の多摩フードサプライの社長に就任し、半年で業績をV字回復させ、
その1年後には課長を社長に育てバトンタッチした。
コロナ明けと共に、特別顧問になり、都心に住まいを戻し、元の活動に
戻った。それ以外にも、ワールドビジョン、志授業、感動物語コンテスト
など、次々と挑戦を続けてきた。要はスピード感。本来三年もあれば、
新卒受け入れができるような高収益企業へとぜい変させることはできる。
(ここまで)
「内観」してみよう。
Q4.自分の「やりたい」は、期限を宣言し倍速でやっていることだろうか?
臥龍は、縁ある社長には、自分自身を騙してしまい、倒産・廃業に向かう
「やるやる詐欺社長」にはなって欲しくない。問題を先送りすると、従業員
とその家族に対して、倒産・廃業などの苦しい報告をすることになる。今、
今日やっている行動が「本音」なのだ。
社長さま、顔晴ってください!