§ 方針は常に「スローガン・定義・KPI」の三点セット
臥龍は、人生、家庭、企業、政治、全て経営だと思っている。
経営者が方針発表をするとき、必ず以下の三点セットを求められる。
1.スローガン
2.定義
3.KPI
「地域で一番愛される会社に成ろう!」というスローガンだけで
終わっていいなら、何とでも言える。「CSアンケートの回収率
70%以上、満足度点数90点以上、お客様からの自筆のレター
が年に12通以上届く、リピーター率と紹介率を合わせたファン率
で80%以上」のような定義がいる。そしてそれを実現するKPIが
必須。KPIは、ボーリングのトップピン同様、そこを倒さない限り
ストライクは生まれないという「絶対的一点突破策」。
上記の事例でいえば、「徹底した先読みのサービス」などが候補と
なる。今、与野党を問わず「トップ選び」の真っただ中、威勢の
いい「政策」が語られているが、聞いていて超不満。「スローガン」
だけ言って、「スローガン・定義・KPI」の三点セットを端的に
語っている候補者が少ない。これでいいのなら、企業経営者に
笑われる。
例えば、「国民の所得倍増」、耳障りの良いスローガンだが、
その「定義」と「KPI」を聞きたい。方針を考えるときは、常に
「スローガン・定義・KPI」の三点セットで考えよう!
余談だが、臥龍が野党のアドバイザーなら、自民党批判は極力抑え、
「政策に三点セット」の表明を前面に出す。テレビが放送するのは、
自民党批判の映像がほとんど。観ている国民は、「批判するだけなら
簡単、実際に任せれるのか?」という印象を持つ。これでは不利だ。