§ 先進都市「高知」
昨日のネッツトヨタ南国さんの視察研修で、面白いフレーズを聞いた。
先進都市「高知」
要は、「少子高齢化先進都市」という意味で、高知の姿が日本中の
地方都市の未来ということだ。高知県の2023年(令和5年)の出生数は
3,380人で、前年の3,721人から341人減少し、過去最少を更新した。
また、2023年の婚姻数は1,985組で、初めて2,000組を下回り、
こちらも過去最少となった。既に合同会社説明会の会場人数、学生の
数よりも企業社員の数の方が多くなっている。
この「母数減」に中小企業がどう向き合えばいいのか?ネッツトヨタ
南国さんの以下の回答は見事だった。
「母集団が減っても採用レベルは下げない」、「母集団が減っても、
きちんとメッセージを届ける採用の方程式がぶれなければ、自社基準
通りの人から選ばれることができる」、「採用するのではない。素晴
らしい人たちから選ばれるのだ」、「頭数欲しさに採用基準を下げると
数年も経たない内に社内はガタガタになる」、「自動車整備士という
資格は必要だが、資格は後からでも取らすことは出来る。しかし、
人柄は変えられない」
上記をお聞きして、「妥協なき採用の方程式」を確立することの必要性を
再認識した。それにしても、見学・視察した臥龍ファミリーは、ネッツ
トヨタ南国さんの背中が見えているだけでも凄いと思った。