§ 休み方改革
業種・職種にもよりますが、明日、明後日は土日の週休
二日の方々も多いと思う。どう過ごされる予定だろうか?
日本でいち早く週休二日制を導入した松下幸之助氏は、
「一日は休養、一日は教養」と言った。昨年、投資の
神様、ウォーレン・バフェット、メタ社のマーク・
ザッカーバーグ、テスラ社のイーロン・マスクといった
世界の超一流が絶対に欠かさない習慣を、『世界の一流は
「休日」に何をしているのか』( 越川慎司:著)が明らか
にした。
(以下は要約)
海外のエグゼクティブは、休日に美術館に足を運んで芸術
鑑賞の時間を作ること、自宅や好きな場所で読書をする
ことを重要視していた。美術館の非日常的な空間で、多様な
アートに触れることにより、ストレス発散や気分のリフレッ
シュを図っている。彼らが芸術鑑賞を楽しむ二つの理由。
1. リベラルアーツを習得して、多角的な思考力を養う。
リベラルアーツとは、日本語では「一般教養」と訳されて
いるが、欧米社会では「実用的な目的から離れた純粋な教養」
と考えられている。世界のエグゼクティブたちは、芸術鑑賞を
リベラルアーツ習得のための大きな柱と考え、「芸術鑑賞を
楽しむ」→「リベラルアーツが身につく」→「自分の能力が
高まる」→「今後の可能性が広がる」→「自己効力感が高
まる」というイメージを持って、休日の美術館巡りを満喫
している。
2. 右脳を刺激することで、想像力や発想力を高めている。
平日の仕事では、論理的思考を司る左脳を酷使する。彼らは
休日にアートを楽しむことで右脳を活性化させ、イメージ力や
想像力、ひらめき、発想力を高めることで、平日の作業効率を
高めることにつなげている。また、IT大手メタ(旧フェイスブ
ック)CEOのマーク・ザッカーバーグは2週間に最低1冊の本を
読むことを習慣にし「異なる文化、信仰、歴史、テクノロジーに
ついて学ぶことを重視している」という。ザッカーバーグは、
「本を読むことで我われは一つのテーマを十分に追求し深く没頭
することができる。今のどのメディアもかなわない」と話し、
できる限り読書の時間を増やしているそうだ。
「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットも、1日5~6
時間は読書の時間を作り、週末のほとんどを読書に費やすことで
知られている。弊社が日本企業で著しい成果を出している一流
ビジネスパーソン962人に調査したところ、彼らは1年間で平均
43.2冊の読書をしていることが分かり、対して、成果が平凡な
社員の年間読書量は平均2.4冊だから、一流社員は一般社員の
18倍も読書をしていることが分かる。(ここまで)
働き方改革で、残業削減、有休消化の推進は進んだようだが、
これからは「休み方改革」が必要だ。臥龍も月4冊の読書、
その中の一冊を題材に、毎月の第一日曜日の朝7時から、
Zoomでの「臥龍読書会」を顧問先の社員の方々と行って
いる。また映画館での映画50本以上、一流本物のお店体験
10店以上、歌舞伎やミュージカルなどの舞台鑑賞10本以上の
年70回以上の「右脳刺激機会」を創っている。これらが、
平日の仕事に関しての想像力・創造力の源泉と知っているからだ。
Q.あなたの「休み方改革」は何ですか?
ちなみに臥龍、明日の土曜日は、ジムに2回通った後、ジャズの
名店で音楽を楽しみ、明後日には、スリランカの子ども達支援と
建設した校舎の引き渡しの為にスリランカに飛び立つ。スリラン
カの旅には、人生の糧にして欲しいとの願いを込め、一人の
大学生を招待している。